緊急地震速報

10月1日から始まる緊急地震速報について、家庭内で使うとどんな感じになるかを“めざましどようび”でやってました。家庭用に市販されている「デジタルなまず」という受信機は、何秒後にS波が到達するかの説明のあとカウントダウンして地震発生というのがスピーカーから流れる装置。TVでやってた家族の話ではカウントダウンで焦ってしまったとのこと。地震が来るということじゃなくてもカウントダウンには気を焦らせる作用があるので、代わりにやるべきことを3つくらい自分で入力できたらいいんじゃないかなと思いました。例えば「コドモ、サイフ、ヒジョウブクロ」と入れておくと「・・・10秒前、コドモ、サイフ、ヒジョウブクロ、コドモ、サイフ、ヒジョウブクロ、5秒前、コドモ、サイフ、ヒジョウブクロ・・・」と流れようになっていると、何しなきゃいけないんだっけって考える前に、とりあえず身体を動かして、とにかく大切なことだけは行えるんじゃないかと思います。後発機ではそういうのも出てくるかな。
気になるのは、中学校の理科で習った、震度の大きい地域の方が震源に近くてS波(主要動)到達までの時間も短い、ということが科学リテラシーとして浸透しているのかということ。気象庁が出している緊急地震速報の限界にも、震源に近いところでは情報の提供が主要動の到達に間に合いませんと書かれています。緊急地震速報は全体的な被害を減少させるものであって、震源に近い地域、最も被害が大きいと予想される地域での効果は低いという認識を持っておかないといけません。それと緊急地震速報地震が発生してから発せられるものだから、地震予知と混同されることがないといいですね。

HEROES」先行プレミア放送 第1話、第2話