ダーウィン展

職場で「ダーウィン展」の招待券をいただいたので(Wさんありがとう)仕事帰りに国立科学博物館へ寄った。金曜日は夜8時までオープン。土日はかなり混雑しているらしいので、もともと金曜日に行こうと思っていたところ今日は1日中雨でいつも以上に空いてそうだったので、ホクホクしながら上野へ向かった。
 
東京文化会館ではチャイコフスキー:歌劇「 エフゲニー・オネーギン」。こちらはかなり人が入ってる様子。後で調べたら指揮が小澤征爾さんだった。会館の横には、主人公2人の像が作られていた。触れないようにするためか、柵で囲ってあってご愛嬌。
 
ロッカーに荷物を預けて身軽になって「ダーウィン展」へ入場。すべりにくい靴を履いてたけどやっぱり雨降りの日のエスカレーターは怖い。
 
入って少ししたところでWさんとばったり会った。ときどき来られているのだろうか。展示場はぐるっと見回すと15人くらいの入場者がいて見学していてさみしくない程度の入り。
 
感想などぽつりぽつりと。
 
展示場に入ってすぐのところにある骨格標本。「ゴライアスガエル」という巨大なカエルにびっくり。洗面器に入れたらはみ出しそうなビッグサイズ。絶滅種ではない。生体展示でネット検索するとひっかかるので、そのうち生きているゴライアスガエルを見る機会ありそう。楽しみだ。

ダーウィン家とウェッジウッド家が縁戚関係にあるというは全く知らなかった。ウェッジウッドのジャスパーの壷が展示されていた。ジャスパーとは創業者のジョサイア・ウェッジウッドが開発したストーンウェアで、展示されていたのはポートランドブルーという色。これまでペールブルーしか知らなかったので、こういうことも勉強になるなあ。ネットで調べると、他にもピンクとかプリムローズとかある。なによりもジャスパーという命名が素晴らしい。
 
レア。小型のダチョウのような鳥。途中まで食べてしまってから探している種だと気づいて、慌てて食べていない頭などを回収したとのこと。慌てぶりが目に浮かぶ。ほとんど回収できたそう。
 
GPSなんて無い当時、船に乗って移動しているダーウィンと英国にいる人とで郵便のやりとりができていたことに驚いた。
 
ガラパゴス諸島のフィンチは島ごとに特徴があって、くちばしの形もかなり違っている。ダーウィンは捕獲時は同じフィンチ類だとは思わなくて捕獲した場所の記録が曖昧になっていて、英国に戻ってから同じフィンチだとわかり、他の船員から標本をかき集めた。
 
巡回展なので仕方ないけど、解説パネルに右上とか、左下とか書いてあってもそちらには展示物が無いことがちょいちょいあった。背中側からの照明で解説パネルが陰になることが多かった。
 
天井から鳥の標本がつり下げられているところは、うまくプロジェクター映像にかぶらないようになっていた。配置がかなり考えられている。
 
鍵付きの傘立てが用意してあるのに、傘を持ち歩いてる人達がけっこういた。ビニールに入れてはいるけど、穴があいてところどころ床を濡らして歩いていた。標本に影響が出るためなのか、スタッフが拭いて回っていた。音声ガイドをわざとぶらぶらさせて展示ケースにぶつけている子どもも気になった。
 
8時閉館だったけど、7時50分には退館。せっかくだから、人のいなさそうな日本館をちょこっと覗いてみたらプライベートミュージアムっぽかったかも。この時間には雨もほぼ止んでいた。常磐線が動き出すというアナウンス。しばらく止まっていたのかも。
 
帰宅してTVを見てたら、「恐竜大陸」でナイトミュージアム開催の告知あり。4月18日と25日の午後6時から9時までで入場料は1000円。一般の入場料が2500円なので、かなりお得な気がする。来週は「恐竜大陸」に行ってみようかな。