女子高校生のためのサイエンスフェスティバル

お茶の水女子大学で開催された“「女子高校生のためのサイエンスフェスティバル」未来が求める、科学(しなやか)な感性”に参加。悪天候で行くのやめようかとも思ったけど、職場の人に行くと宣言してしまったので迷いを振り切って参加。女子高校生に、科学は面白いよって伝えて理系に進んでもらおうというのが目的で、さらには女子大に来て欲しいという流れだった。大学までずっと共学だったけど、高校は男女並学(へいがく)で男子クラスと女子クラスに分かれてたので女子校女子大はあんな感じなのかなという想像の世界。
自分が進路選択した頃は地方に住んでたこともあって、情報量も少なくて、ほとんど勘に頼って生きてきた感じ。科学者になりたいと思ってたので、理学部と工学部で迷ったけど、社会に出たらお金儲けのための研究しかできなくなるから、大学ではお金にならない研究をしたいなと思い理学部へ。今考えるとすごく短絡的な思考。博物館で働けたらという思いもあったから、理学部で学芸員資格の取れる大学を探して無事入学。しかーし、カリキュラムの関係で学芸員資格取得に必修の授業が、理学部必修の授業やゼミと重なってて履修不可能という状態。情報収集不足が原因だけど、当時の限界でもあったから仕方ない。それに、学芸員資格は科学館に勤務しながら通信教育で取得できたし、必要性を感じてから学んだ方が深く理解できるんじゃないかと思う。
今はインターネットのおかげでいろんな情報が入手できるようになった分、何か選択するときの判断材料も増えてしまった。選ぶときの優先順位が決まってるものなら即決できるんだけど、そうじゃないものは迷って迷って時間を無駄にしてる。迷うものには近づかないのが一番なのはわかってるけど、情報のシャワーにはいろんなものが混じってて、だからこそ面白い。そんな時代だから、変なものに騙されないためのリテラシーも必要だし、選択したのは自分だという自己責任の感覚はしっかり持っていたい。
茂木健一郎さんがトークショーで、誰もやったことのないことを初めて自分が発見する喜びを知ったら研究は病み付きになるというお話をされてて、私も研究者に戻ってみたくもなる。以前そう思って、大学で研究してる友達に、私が研究者に戻るとするとどんな経路があるか聞いてみたところ、大学の研究室には無償の研究者枠というのがあってそこでしばらく研究してからどこかの研究員になるというのがあるとのこと。さすがに今から無償で生活していくのは困難だなあ。月9の「ガリレオ」も話題に上ったけど茂木さんは見てないとのこと。この後、南青山の脳科学イベントへ向かわれた模様。